5月17日(火)に当財団の理事会が、6月16日(木)に評議員会が開催され、2021年度の計算書類等が承認されました。
詳細については、ホームページ上の「2021年度事業報告書」等をご覧ください。
公益財団法人民際センター様を通じて、読み書き・計算の指導本や子供向けの短編小説等の図書を弊財団が建設した
ラオスとカンボジアの学校に寄贈(ラオス:267冊、カンボジア:519冊)しました。
<ラオス>
ドンカンクー小学校(12月29日寄贈)

シビレイ小学校(12月27日寄贈)

ウンパウン小学校(12月29日寄贈)
<カンボジア>
オーニョ小学校(11月4日寄贈)

プアーク中学校(11月4日寄贈)

トノルバンベーク小学校(11月4日寄贈)
「アジアの現代文芸」シリーズの78作目にあたり、トルコとしては3作目になる以下の作品を出版しました。
書籍は全国の公共図書館に寄贈します。また電子書籍として「アジアの現代文芸 電子図書館」から無料でご覧になれます。ニュースリリースはこちらをご覧ください。
・作品名:ナーズム・ヒクメット詩選 タランタ・バブへの手紙
・著作者:ナーズム・ヒクメット 著
・翻訳者:石井 啓一郎(編訳)
反ファシズムを主題に、ドラマ性をもたせた長編連作詩である表題作のほか、反体制主義者
として投獄された時代に自身の哲学的世界観を著し、最高傑作に数えられる『四行詩集』
など、22篇を収録。
1月22日(土)に開催を予定しておりました、新春プレミアム講演会は、まん延防止等重点措置の要請を行う地域が急増し、今後ともしばらく拡大していくことも想定されることから、参加者の皆様のご健康と安全を第一に考え、延期させていただくことを決定いたしました。
ご参加予定の皆様におかれましては、直前のご連絡となりましたこと、事情ご賢察のうえ、ご容赦願います。
改めまして、コロナが落ち着いた時期に開催日程をご案内させていただきますので、ご参加をお待ち申しあげます。
2021年10月22日(金)に、徳島県徳島市で、ポルトガルの文筆家・モラエスの顕彰活動を表彰する
「第8回モラエス賞」の授賞式が開催され、当財団が「特別賞」を受賞しました。
モラエスが、ポルトガル語で出版した著書を、当財団が1994年から2000年に助成し、日本語に翻訳
した著書4冊と伝記1冊を出版しました(現在、助成事業は終了)。
これらの翻訳本がその後のモラエス研究の基礎となり、モラエスの活動を多くの人々に広めたことが
評価され、今回の受賞に至りました。
ヴェンセスラウ・デ・モラエス
(1854年~1929年)
・ポルトガルの軍人、外交官、文筆家、日本文化研究家。
・神戸・大阪ポルトガル国領事。
・神戸在勤中に、徳島出身の芸者・福本ヨネと出会い結婚。
・ヨネの死後、徳島に移住。日本の民俗文化等の研究・著述に精力的に取り組み、ポルトガル等に紹介し、
徳島で75歳の生涯を終える
・モラエスの功績を讃え、神戸市には銅像、徳島市には「モラエス通り」と名づけられた通りがある。

授賞式

トロフィー・表彰状

【当財団からの助成金により日本語に翻訳・出版されたモラエスの著書・伝記】
『モラエスの絵葉書書簡』(1994年)
『日本精神』(1996年)
『ポルトガルの友へ・モラエスの手紙』(1997年)
『モラエスの日本随想記 徳島の盆踊り』(1998年)
『モラエスの旅―ポルトガル文人外交官の生涯』(2000年)
公益財団法人大同生命国際文化基金では、世界各地域に関する学術的研究の奨励を目的として、1986年に「大同生命地域研究賞」を創設し、「地球的規模における地域研究」に貢献した方を毎年顕彰しています。
このたび、同賞を受賞された研究者2名(重松伸司氏、山田篤美氏)による講演会を開催することになりましたので、ご案内いたします。
〇内容
日時:2022年1月22日(土) 13時30分~16時(開場13時)
会場:アットビジネスセンター PUREMIUM 大阪駅前(JR大阪駅 徒歩2分)
大阪市北区梅田1丁目12-17 梅田スクエアビル12階 1203会議室
講演内容:①「~真珠王国日本の誕生~ 真珠のグローバルヒストリー」(山田篤美氏)
②「有馬にホテルを建てたアルメニア人」(重松伸司氏)
人数:40名程度(先着順)
参加費:無料
申込期限:2022年1月12日(水)まで
・定員に達した場合は、お申込みいただいても参加いただけない場合がありますので、ご承知のうえお申込み
ください。
・事前申込が必要です。お手数ですが、参加をご希望される方のお名前(フルネーム・ふりがな付)をメール
本文に記載いただき、件名「講演会参加希望」として以下のメールアドレスに送信願います。
(メールアドレス: hp@daido-life-fd.or.jp )
・その他詳細は、下記リンクのご案内をご覧ください。
当財団事業でアジア諸国の作品を日本語に翻訳出版している「アジアの現代文芸シリーズ」(アジア諸国の作品を日本語に翻訳)は日本全国の大学、公共図書館に寄贈させていただいております。
その中の大学でこの春より新設された「東南アジアの文化・社会・歴史等を専門書とは違った観点から読み解くことを目的とした科目」の教材として、「アジアの現代文芸シリーズ」がとりあげられました。
その科目を受講された学生の方よりレポートをいただきましたのでご紹介いたします。
下記リンクよりぜひご覧ください。
当財団は今後も「アジアの現代文芸シリーズ」が皆さまのお役にたてるよう、翻訳・出版事業を続けて参ります。
〇レポートの表題
〇レポートの内容
・アジアの現代文芸シリーズ『罪との戦い』シーブーラパー著、宇戸清治 訳(2008年)についてのレポート。
・タイは東南アジアの中でも特に社会格差が激しい国として知られている。
・表題作の他に2編収録されており、タイ社会とオーストラリア社会、下流階級と上流階級、親孝行の兄と
親不孝者の弟が対比されつつストーリーが展開。
どの要素もタイ社会を考察するためには必要不可欠なもので、シーブーラパーの鋭い着眼が伺える。
・著者シーブーラパーは社会的な不公平さに異議を唱え続け、民衆の力を信じ、多くの著作を残した。
彼の存在はタイの若者に勇気を与え続けており、2021年を生きる私たちにとっても重要で新しい
価値観を教えてくれる。
〇アジアの現代文芸作品

「アジアの現代文芸」シリーズの77冊目にあたり、トルコとしては2冊目になる以下の作品を紙の書籍および電子書籍として出版しました。
紙の書籍は全国の公共図書館に寄贈します。電子書籍は「アジアの現代文芸 電子図書館」からご覧になれます。ニュースリリースはこちらをご覧ください。
・作品名:毛皮のコートのマドンナ
・著作者:サバハッティン・アリ 著
・翻訳者:間嶋 幸恵 訳
本書は、20世紀前半の声なき民衆を題材とした作家サバハッティン・アリが、人間の内面を鋭く照らし描く「愛と恋」の
物語です。70年以上経った現在も、ベストセラーとして多くの人に愛され続けている作品を是非お楽しみください。